病院勤務を目指す看護師が転職活動を行う際には、押さえておきたいポイントがある。それは、勤務先となる病院について、どのような診療科があるかを事前にリサーチしておくことだ。

病院に勤務すれば、院内にあるいずれかの診療科に配属される。どの科に配属されるかによって、活かせる看護スキルは大きく変わって来るだろう。
また、仕事のハードさも、診療科によってそれぞれに大きな違いがあるのだ。例を挙げれば、救急外来の仕事は忙しく、一方で一般内科などの診療科はあまり忙しくないという特徴がある。

その他にも、病院によって院内規則が違うところも気をつけておくべきだ。転職活動をする際、しっかりとリサーチしておきたいポイントの一つである。
出勤時や勤務中の身だしなみも、病院によって規則の厳しさがだいぶ違うのだ。服装についてあまり厳しくない病院もあれば、細部まで細々とした規則が定められている職場もある。就職した場合、規則に従うのは当然のことだ。就職してからイメージと違っていて後悔するという事が多いため、規則に関する事前の調査は大切だろう。

勤務先に関する情報収集の手段としては、病院のパンフレットが参考資料になる。更に、病院や診療所などの医療機関では、施設に関する情報を院内に掲示するよう義務付けられている。そのため、院内掲示板には診察時間や代表者の名前などが記されており、職場探しの情報収集で参考にできる。加えて、ナースステーションなどを見学することができれば、職場の雰囲気をあらかじめ掴んでおくことができるだろう。
勢いだけで転職するのではなく、予めしっかりと調べてから行動することは転職における鉄則と言える。