転職活動で大切な準備とステップ
看護師は全国的に人手不足の状態であり、求人の数に困ることはまずないといえる。しかしだからといって、何も考えずに転職をしてしまうとミスマッチな職場に当たって後悔する事態に陥ってしまう。
それを避けるためには、転職前にしっかりと準備をしておくことが大事だ。ここに時間と手間をかけるかどうかで、転職活動の成功率が決まると言っても過言ではない。
転職したいと思ったときに必ずやるべきなのが、自己分析である。転職をする理由をある程度はっきりさせ、これまでのキャリアを振り返ってみると良いだろう。例えば、給料を上げたいのか、診療科を変えたいのか、家から近い職場を希望するのかなど、条件の優先順位をつけてみると転職の条件の軸が見えてくる。
自己分析が終わった後にすることは、求人の情報収集だ。求人の探し方には、求人サイトや転職エージェント、知人からの紹介といった方法が挙げられる。事前に決めた転職の軸をもとに求人を探せば、そこまで迷うことなく決められるだろう。
応募する職場が決まったら、書類を書くことになる。手書きの履歴書が求められる場合、間違いのないよう丁寧に筆記することが大事だ。履歴書はさまざまなタイプの用紙が販売されているが、自己PRが多く書ける履歴書を選ぶのがポイントといえる。ただ、職務経歴書に自己PRを詳しく書く場合は、履歴書はシンプルなものでも問題はない。
また、書類の準備と並行して面接の準備も大事だ。これまでの職務経験と実績、今後携わりたい業務などをスラスラ話せるよう、しっかり練習しておこう。